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俺の居場所はここだ!!肉屋の遺伝子が騒ぎだした男、小野寺昌樹さん。

親子二代、知恵を出し合い顧客の心を掴み、地域で愛され続ける店『肉の秋田屋』さんを訪れた。

肉屋を始めたきっかけは何ですか?

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まず、私は二代目で、私の父が肉屋を開店したのがこの店の始まりです。

宮城県の南三陸町で叔父が肉屋を経営していたことから、父が肉屋を志して上京しました。

8年の修行を経て、昭和46年に今の店鋪のすぐ横の貸店舗に肉屋を開業しました。

当時は「肉屋の激戦区」でしたが、時代が上がり調子でうちの店も順調に発展でき、今の店鋪を建設することができました。

では、昌樹さんはいつからお父さんと一緒に肉屋の仕事を始めたのですか?

実は私、いきなり家業を継いだ訳ではないんです。

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大学卒業後、一般企業に就職したのですが、会社勤めより「自分で仕事をしたい!」

という想いで、次は百貨店にある精肉店に転職しました。

その時の面接で社長に「実家の店を継ぐので、3年で仕事を覚えたい」と伝えて入社し、カリキュラムを作ってもらい、必要なことを習得させてもらいました。

そのおかげで、本当に3年後、32歳の時に実家の肉屋を継ぐことになったのですが・・・。

何か問題が起きたのですか?

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問題ということではなく・・・

実は、・・・・・

今お話した・・・・・

この3年の間・・・・・・・

父は・・・・・・・・

私が何の仕事をしているか知らなかったんです(苦笑)

ですから、私が店を継ぐことになったのは、父にとっては「まさか!」の出来事だったんです。

一緒に仕事をするようになり、変わったことはありましたか?

百貨店での私の経験から取り入れた手法を、父も受け入れてくれてくれました。

おかげさまで売り上げは伸びました。

例えば、それまでは、肉同士を密着させたまま提供していましたが、スライスしたその場で一枚ずつ空気を抜きながらシートでラップをし、丁寧に四角く畳むんです。

仕上がりもきれいですし、日持ちするようになったので、お客様が安心して買い置きしてくださるようになり、ロスも減少しました。

こだわりの加工技術などありますか?

一般的にスーパーなどで売られている肉は、と殺されてすぐに加工業者が骨を抜いて出荷されてるのが普通です。

当店は枝肉といって骨付きのまま仕入れて熟成させながら店で骨を抜いてます。

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違いは肉の水分量。余計な水分を抜くことで味に深みが出ます。肉自体の味が濃くなります。

高価なブランドにこだわらず一頭、一頭、目利きで安くていいものを選りすぐって仕入れています。

ズバリ!お店の「売り」は何ですか?

新鮮な肉は勿論ですが、うちでは、とんかつ・メンチ・コロッケなどの揚げ物も提供しています。

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以前は、ケースの中に揚げ置きしていたのですが、店内スペースを広くしようという父のひらめきから、揚げ置きケースを撤去し、「揚げたてを売ろう!」ということにしたんです。

最初は、注文を受けてから揚がるまで、どうしても時間がかかるため、お客様を待たせてしまっていましたが、予約を受けることにし、受け渡しがスムーズに。

しかも、遠い地域からのお客様からもご注文をいただけたり、悪天候でも用意する数が読めることにより、ロスが減り、結果、売り上げは倍増しました。

また、「繁忙期には早割サービス等も行っています。」

これからやっていきたいことは何ですか?

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今までもやっていたことですが、

「きっちりとした仕事を!」

品質重視の展開で、お客様の信頼を得てこられたと思うので、この姿勢を常に忘れずにいたいです。

そして、うちの店に来てもらえれば、多様で高品質な物を高い満足度で揃えられるということを知ってほしいです。

私の次の代・・・将来の三代目のためにも、がんばってやっていかないと!と思います。

生産者情報

『肉の秋田屋』

所在地:東京都江戸川区西小岩5丁目14‐15

事業内:食肉小売業 食肉卸売業 食品製造販売

アクセス:柴又街道沿い京成バス(小岩駅発金町駅行)北小岩2丁目バス停前

定休日:水曜午前(13:00より営業)

営業時間:9:00~19:30
(揚げ物は10:30~13:00と15:30~19:00)

代表電話番号
03-3673-1365

肉の秋田屋

この記事を書いた人

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フードナビゲーター 山田正幸

魚料理『三代目魚熊』の三代目、料理研究家、魚料理アドバイザー等の活動を経て、料理家として幅広く活動中。

『ふぐ・魚料理家』山田正幸 Official site

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